介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問120 (総合問題 問7)
問題文
〔事例〕
Aさん(42歳、男性)は、知的障害がある。父親(72歳)と二人暮らしをしている。半年前、Aさんに血便がみられたため病院を受診したところ、大腸がん(colorectal cancer)と診断され、S状結腸ストーマを造設した。パウチの交換に支援が必要となり、退院後は父親が自宅で介護をしていた。父親の介護負担が大きくなったため、居宅介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
次のうち、Aさんの正常時の便の性状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問120(総合問題 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
〔事例〕
Aさん(42歳、男性)は、知的障害がある。父親(72歳)と二人暮らしをしている。半年前、Aさんに血便がみられたため病院を受診したところ、大腸がん(colorectal cancer)と診断され、S状結腸ストーマを造設した。パウチの交換に支援が必要となり、退院後は父親が自宅で介護をしていた。父親の介護負担が大きくなったため、居宅介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
次のうち、Aさんの正常時の便の性状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 水様から粥状(じゅくじょう)
- 流動状から液状
- 半流動から粥状
- 泥状から軟便
- 軟便から固形状
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、S状結腸の知識について問われます。
S状結腸は大腸の一部で肛門に近い位置にある為、
S状結腸ストーマから排泄される便の性状は通常に近い形となります。
誤りです。
水様から粥状の性状は、水分を吸収していないことから、
小腸(回腸)等のストーマから排出される便の特徴になります。
誤りです。
流動状から液状の性状は、水分を十分に吸収していないことから、
大腸の上部である上行結腸等のストーマからの便の特徴となります。
誤りです。
半流動から粥状の性状は、水分を十分に吸収していないことから、
大腸の上部である上行結腸等のストーマからの便の特徴となります。
誤りです。
泥状から軟便は横行結腸ストーマの特徴です。
横行結腸は大腸の中でも中間地点に位置する為、
十分ではありませんが、ある程度水分が吸収された性状となります。
正解です。
S状結腸は、肛門に近い位置にある為、
S状結腸ストーマから排泄される便の性状は、
通常の便に近い形となります。
事例問題の為、様々な属性、情報もありますが、
要点は小腸、大腸の特徴であり、
大腸は肛門に近くなるほど水分が吸収され、通常の便に近くなる為、
S状結腸だけでなく、上行結腸、横行結腸、下行結腸等の位置関係を、
学習することがポイントになります。
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02
この問題は、「S状結腸ストーマを造設したAさんについて、正常時の便がどのような性状になるか」を問う問題です。
最大のポイントは、「S状結腸」です。S状結腸は、大腸の下流にあります。大腸を通過する間に便から水分が吸収されるため、S状結腸まで来るころには、便はかなり水分が少なくなり、固形に近い性状になります。つまり、ストーマが肛門に近いほど便は固形になるということです。
不正解
これは水分がかなり多い便です。この性状に近いのはより上の回腸ストーマなどです。小腸から直接排泄される場合は、大腸を通過していないため、水分が多くなります。
不正解
これは水分が多い状態で、上行結腸等のストーマからの便の性状です。S状結腸は大腸の下の方なので、便はもっと固形に近づいています。
不正解
これはS状結腸としては柔らかすぎます。大腸の途中ではまだ水分が比較的多く、粥状の性状になることがあります。しかし、S状結腸まで来るとさらに水分が吸収されます。したがって、S状結腸→もっと固形に近いと考えます。
不正解
これは、横行結腸ストーマの便の特徴です。正常なS状結腸の便としては、やや水分が多いため不正解です。
正解
S状結腸ストーマから排出される正常な便の性状です。大腸では便が移動するにつれて、水分が吸収されるため、便は徐々に固定化します。
小腸→水分が多い
大腸→水分が吸収される
S状結腸→固形に近い
直腸→排便を待つ
という流れになります。
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