介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問108 (介護過程 問3)
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問題
介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問108(介護過程 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 利用者の実践状況は評価日にまとめて記録する。
- 介護福祉職が結果に満足できるまで実践を続ける。
- 介護福祉職の実践経験を積むことを目的にする。
- 他職種が立案した介護計画をチームで実践する。
- 利用者に支援内容を説明して同意を得る。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、「介護過程における介護計画の実施の際に、どのような姿勢・対応をすることが適切か」を問う問題です。
特に重要なのは、
・利用者様の意思を尊重すること
・支援内容を利用者様に説明すること
・利用者様の同意を得てから実施すること
・実施した内容を適切に記録すること
・多職種との連携を行うこと
です。
※介護計画の実施とは、立てた介護計画に基づいて、実際に利用者様への支援を行う段階です。
不正解
介護計画を実施したら、その都度実施した内容・利用者様の反応・状態の変化などを記載しましょう。そうすることで、後の評価にも役立ます。まとめて記録すると正確な経過が不明になります。
不正解
介護計画の目的は、「介護福祉職が満足すること」ではありません。中心になるのは介護職ではなく、利用者様本人の生活・目標です。
不正解
介護福祉職が経験を積むこと自体は専門職として大切です。しかし、介護計画を実施する目的は、介護福祉職の経験値を上げることではありません。目的は、利用者様の生活課題を解決し望む生活の実現を支援することです。
不正解
介護現場では、多職種連携・チームアプローチが非常に重要です。医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・ケアマネージャーなどと連携することは必要です。しかし、介護計画は、利用者様の生活課題を踏まえ、関係職種が連携して作成・共有していくものです。
正解
介護は利用者様の身体や生活に直接関わるものです。そのため、利用者様本人の意思を尊重し、説明→理解→同意→実施という流れが大切です。例えば、Aさんに歩行訓練を行う場合、いきなり「今日は歩行訓練をしますよ」と言って実施するのではなく、「今日は食堂まで一緒に歩いてみませんか?安全のため横で見守りますよ。」などと説明します。その後Aさんが同意したうえで実施します。
利用者様には「どのような支援を受けるのかを知り、自分で選択・決定する権利」があります。したがって、介護職が良いと思う支援を、本人の意思を確認せず一方的に行うことは適切ではありません。
「説明」と「同意」はセットで覚えましょう。介護計画を実施するときには、支援内容を説明する→利用者様が理解する→利用者様の同意を得る→支援を実施する→実施内容・反応を記録する→評価するという流れをイメージしてください。また、実際に支援してみて「今日はやりたくない」「今日は疲れている」などの反応があれば、それも大切な情報です。つまり「計画通りにやること」よりも「利用者様の状態や意思を確認しながら、よりよい支援につなげること」が重要です。
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02
この問題は、介護過程における介護計画の知識を問われます。
介護計画とは利用者のアセスメントによって生活課題を見つけ、
本人が課題解決に向かうよう目標を設定し、作成されます。
サービス実施後は記録を行い、目標達成について妥当かどうか評価をします。
誤りです。
利用者の実践状況について、評価日にまとめて記録することは適切ではありません。
評価日にと記憶の中に留めておいてしまうと、
時間経過に伴い、その事実が不確かなものになってしまいます。
誤りです。
介護福祉職が結果に対して満足するかどうかは、直接関係がありません。
主体は利用者本人となります。
また、利用者の反応も観察しますが、満足度だけではなく、
設定した目標が達成できるか等を含めて評価します。
誤りです。
介護福祉職の実践経験を目的にすることは、適切ではありません。
主体は利用者本人となります。
利用者本人の目標達成に伴ってスキルアップできることは好ましいことですが、
スキルアップ自体を目標にすることは利用者主体の基本原則に反します。
誤りです。
介護計画は他職種が立案するものではなく、サービス提供責任者や、
施設の介護福祉職等の専門職が独自に作成するものです。
尚、ケアマネジャーが他職種と共に方針を決めるものはケアプランとなります。
こちらも他職種が立案するものではありませんが、混同しないように注意しましょう。
正解です。
介護計画はケアプラン同様に利用者に支援内容を説明して、
同意を得る必要があります。
利用者主体の基本原則に沿った対応となります。
こちらの問題も利用者主体の基本原則をおさえることで、
誤った選択肢をいくつか除外でき、正解の選択肢にたどり着くことも可能です。
その他、人の記憶は時間経過により曖昧になる為、
都度記録をすることも基本になります。
また、ケアプランと混同するような選択肢もありますので、
介護計画との役割の違いについて学習しておくこともポイントになります。
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