介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問81 (認知症の理解 問1)

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問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問81(認知症の理解 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、認知症(dementia)のある人にみられる妄想の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 自分でしまい忘れた物が見つからず、誰かが盗んだと思い込むのは、嫉妬妄想である。
  • 孫と会って話をしたにもかかわらず、孫にずっと会わせてもらえていないと主張するのは、カプグラ症候群である。
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)と妻が話しているのを見て、妻の浮気相手だと思い込むのは、幻の同居人である。
  • 家族など身近な人がよく似た偽物と入れ替わっていると主張するのは、被害妄想である。
  • 身体的疾患がないにもかかわらず、自分が病気だと思い込むのは、心気妄想である。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、認知症の症状の1つである妄想についての知識を問われます。

妄想で一番多い症状がもの盗られ妄想と言われ、

物や金品を失くしてしまったことについて、家族等の親近者による盗難だと思い込む症状があります。

妄想の症状の種類は他にもいくつかあるので、名称と内容をよく学習することが大切です。

 

選択肢1. 自分でしまい忘れた物が見つからず、誰かが盗んだと思い込むのは、嫉妬妄想である。

誤りです。

誰かが盗んでと思い込むのは、嫉妬妄想ではなく、もの盗られ妄想と言います。

嫉妬妄想とは、配偶者が不貞を働いている等、事実でないことを思い込む症状のことを言います。

選択肢2. 孫と会って話をしたにもかかわらず、孫にずっと会わせてもらえていないと主張するのは、カプグラ症候群である。

誤りです。

カプグラ症候群とは、孫と会っているにもかかわらず、

孫が別の人物であると主張する症状です。

孫だけでなく配偶者や子供等、身近な人物に対して、本人ではないと否定します。

 

選択肢3. 介護支援専門員(ケアマネジャー)と妻が話しているのを見て、妻の浮気相手だと思い込むのは、幻の同居人である。

誤りです。

介護支援専門員を妻の浮気相手だと思い込むのは、嫉妬妄想の症状です。

幻の同居人とは、誰もいないのに誰かが家にいると思い込む症状です。

幻視の症状のように、本人にとっては見えている場合もあります。

選択肢4. 家族など身近な人がよく似た偽物と入れ替わっていると主張するのは、被害妄想である。

誤りです。

家族など身近な人がよく似た偽物と入れ替わっていると主張するのは、カプグラ症候群の症状です。

被害妄想とは、誰かから悪口を言われている等、事実でないことに対して、

自分が被害を受けていると思い込む症状になります。

選択肢5. 身体的疾患がないにもかかわらず、自分が病気だと思い込むのは、心気妄想である。

正解です。

記述の通り、疾患がないのに自分が病気だと思い込むのは、心気妄想と言います。

心気妄想の症状があると、受診した医師の意見に納得せずに、

病院を転々とする場合もあります。

まとめ

配偶者が浮気をしていると思い込むのは、嫉妬妄想と言います。

家族が偽物だと思い込むのは、カプグラ症候群と言います。

他人に悪口を言われた、毒を盛られたと思い込むのは、被害妄想と言います。

自分が病気でないのに病気と思い込むのは、心気妄想と言います。

いないはずの人物が家にいると思い込むのは、幻の同居人と言います。

多くの名称がありますが、内容と紐づけて学習しておきましょう。

 

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