介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問79 (発達と老化の理解 問7)
問題文
次の記述のうち、高齢者の疾患や症状の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問79(発達と老化の理解 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、高齢者の疾患や症状の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
- 典型的な症状を呈する。
- 生活が活発になる。
- 痛みに敏感になる。
- 複数の疾患を持ちやすい。
- 慢性的な疾患は少ない。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、高齢者の疾患の特徴についての知識を問われます。
一般的に、高齢者は発熱や痛覚等が乏しくなり、発見が遅れることがあります。
また加齢に伴い、疾患のリスクが増大し、慢性疾患を複数持つケースが多くあります。
誤りです。
高齢者の疾患については、高熱等のはっきりした症状を示さず、
気づきにくい特徴があります。
よって、適切ではありません。
誤りです。
疾患にかかった状態で生活が活発になることは、
年齢に関わらず困難です。
よって、適切ではありません。
誤りです。
高齢者は痛みに鈍感になり心筋梗塞が起こったとしても、
痛みを示さず気づきにくい場合もあります。
よって、適切ではありません。
正解です。
高齢者は認知症や高血圧等、
1人で複数の疾患を持つことが多くあります。
よって、適切ではありません。
誤りです。
高齢者の疾患の特徴は腰痛や糖尿病のように慢性的な疾患が多く、
定期的な治療が必要な場合が多くあります。
よって、適切ではありません。
高齢者は慢性疾患を複数持つケースだけでなく、
引っ越しや入院等の環境変化が症状の悪化につながることも、
特徴の1つにあります。
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02
高齢者の疾患や症状の特徴は若年者とは大きく異なる「高齢者特有の共通パターン」があります。
それらを押さえておきましょう。
×
「適応力」や「抵抗力」が低下しているため、
身体が異常に対して典型的なサイン(発熱や痛みなど)を出せなくなっています。
よって不正解です。
×
高齢者は病気にかかったり、環境の変化に直面したりすると、
生活は活発になるどころか、むしろ「不活発」になり、生活不活発病(廃用症候群)を引き起こす原因となります。
よって不正解です。
×
痛みを脳に伝える末梢神経や、情報を受け取る大脳の機能が加齢や認知症などによって低下するため、
痛みには鈍感になる(感じにくくなる)ので不正解です。
〇
高齢者の疾患や症状の特徴として多病性(病気のデパート)があるので正解です。
×
高齢者の疾患は「慢性的な疾患が多い(慢性化しやすい)」、
あるいは「慢性的かつ非可逆的(元の状態に戻らない)な疾患が大半を占める」が特徴に挙げられるので不正解です。
高齢者の疾患や症状は以下のポイントを押さえましょう。
1. 多病性(たびょうせい)
1人でいくつもの病気(高血圧、糖尿病、膝の痛みなど)を同時に持っています。
2. 非定型(ひていてき)
教科書通りの症状が出ません。(例:肺炎なのに熱が出ない、心筋梗塞なのに胸が痛まない)
3. 慢性化(まんせいか)
スパッと完治する病気が少なく、一生付き合う長引く病気がほとんどです。
4. 鈍麻(どんま)
感覚が鈍くなるため、痛みに鈍感になります。(例:骨折の発見の遅れ)
5. 不活発(ふかっぱつ)
病気をきっかけに寝たきりになると、生活が不活発になり、一気に心身が衰えます(廃用症候群)。
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