介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問72 (こころとからだのしくみ 問12)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問72(こころとからだのしくみ 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

キューブラー・ロス(Kubler−Ross, E.)が示した終末期にある人の死の受容プロセスのうち「抑うつ」の段階として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 第1段階
  • 第2段階
  • 第3段階
  • 第4段階
  • 第5段階

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

キュブラー・ロスの死の受容プロセスの5段階はしっかり覚えましょう。

第一段階否認

「何かの間違いだ」「自分が死ぬはずがない」と、事実を拒絶し認めず、

周囲から心を閉ざし、孤立することがある。

第二段階怒り

「なぜ自分がこんな目に遭うのか」という怒りから、

周囲に対して怒りや不満をぶつけやすくなる。

第三段階取引

「命を助けてくれるなら、何でもする」など死を先延ばしにするための

条件や取引を試みる時期。

第四段階抑うつ

取引も無駄だと悟り、避けられない死を実感すると、深い絶望と悲しみに襲われ、

自分のこれまでの人生や、家族との別れを想ってふさぎ込むことがある。

第五段階受容

最終的に死の恐怖や怒りを乗り越え、自らの運命を静かに受け入れる段階で、

感情の嵐は去り、穏やかで平穏な心境になる。

選択肢1. 第1段階

×

第1段階は「否認」です。

選択肢2. 第2段階

×

第2段階は「怒り」です。

選択肢3. 第3段階

×

第3段階は「取引」です。

選択肢4. 第4段階

〇

第4段階は「抑うつ」です。

選択肢5. 第5段階

×

第5段階は「容認」です。

まとめ

冒頭の表はしっかり覚えましょう。

参考になった数43

02

この問題は、「キューブラー・ロスの市の受容5段階」を正しい順番で理解しているかが問われています。

 

キューブラー・ロスとは、終末期患者への研究から、「人は死を目前にしたとき、心の状態が一定の過程をたどることが多い」と考え、有名な「死の受容の5段階」を提唱しました。※全員が必ずこの順番になるわけではありません。

 

第1段階否認「そんなはずない」などと現実を受け入れられません。これは心を守るための自然な反応です。
第2段階怒り

「なぜ私なんだ」と現実が少し理解できるようになると怒りがでてきます。怒りの対象は医師や

看護師、家族、健康な人など様々です。

第3段階取引

「もう少し生きられるなら」と神様や運命と取引する段階です。例えば「孫の結婚式まで生きたい」

などです。

第4段階抑うつ

ここで初めて現実を深く受け止め始めます。希望を失ったり食欲低下などの状態になります。

この段階では無理に励まさないようにしましょう。

第5段階受容

「もう受け入れよう」と穏やかな気持ちになります。この段階では静かに過ごしたい人も多くなり

ます。

表は横にスクロールできます

 

選択肢1. 第1段階

不正解

 

第1段階は否認です。

選択肢2. 第2段階

不正解

 

第2段階は怒りです。

 

選択肢3. 第3段階

不正解

 

第3段階は取引です。「もう少し生きたい」と願う段階です。

選択肢4. 第4段階

正解

 

抑うつは第4段階です。現実を受け止めはじめ、悲しみや絶望感が強くなります。

選択肢5. 第5段階

不正解

 

第5段階は受容です。死を受け入れ、穏やかに過ごそうとする段階です。

 

まとめ

介護現場では、利用者様がどの段階にいるかを理解しその人の感情を否定せず受け止めることが大切です。特に抑うつの状態では、「頑張って」「気にしないで」と安易に励ますよりも、気持ちに寄り添い安心して話せる環境をつくることが望まれます。

参考になった数9

03

この問題は、キューブラー・ロスが提唱する終末期の5段階について問われます。

人は死に直面する際、否認、怒り、取引、抑うつ、受容、

という心理ステップを辿るとされています。

必ずしもこの順番通りの心理状況になるとは限りませんが、

ターミナルケア、看取り等の支援において、このプロセスが重要視されています。

選択肢1. 第1段階

誤りです。

第1段階は、「否認」です。

人が死の直面に触れる時、その事実が受け入れることが難しく、

否定する感情が生まれます。よって、「抑うつ」の段階とは異なります。

選択肢2. 第2段階

誤りです。

第2段階は、「怒り」です。

「否認」のプロセスを経て、事実を受け入れるとしても、

「何故こんな目に」と「怒り」の感情が生まれます。

「怒り」の対象は自身の運命や、家族、周囲の人々になることもあります。

選択肢3. 第3段階

誤りです。

第3段階は、「取引」です。

「怒り」のプロセスを経ると、人によっては「死を避けたい」という心理状況になります。

医学的根拠の乏しい健康法に頼ろうと医療者に相談したり、

神仏に取引を求めたりする心理となります。

 

選択肢4. 第4段階

正解です。

第4段階は、「抑うつ」です。

「死を避けたい」試みが不可能だと悟った際に、人は「抑うつ」状態に至ります。

病気の苦痛や、死を悟ることにより、周囲への関心を失う心理状況となります。

選択肢5. 第5段階

誤りです。

第5段階は、「受容」です。

様々な心理状況を経た後、

死を穏やかに受け入れる状態に至ります。

 

まとめ

選択肢は第1~第5段階まで数字で示されており、

それぞれの心理状況を5つとも覚えなくてはなりません。

一般的な感情として、進行したがん等、避けられない死に直面した際、

始めに否定や怒りの感情が生まれ、一定期間のプロセスを経た後、死を受け入れると考えられます。

受容までのプロセスを一つの流れとして学習すると効率的です。

参考になった数2