介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問67 (こころとからだのしくみ 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問67(こころとからだのしくみ 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、バリア機能をもつ表皮の構造として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 汗腺
  • 角質層
  • 基底層
  • 有棘層(ゆうきょくそう)
  • 顆粒層(かりゅうそう)

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

(表)

角質層

有棘層

顆粒層

基底層

(深層)

を覚えましょう。

選択肢1. 汗腺

×

皮膚にある汗を分泌するための外分泌腺です。

主に体温調節や皮膚の潤いを保つ役割を持っています。

選択肢2. 角質層

〇

表皮の最外層にあり、肌のバリア機能の主役を担う組織です。

外部刺激の侵入を防ぎ、体内の水分の蒸発を防ぐ極めて重要な役割を持っています。

 

選択肢3. 基底層

×

表皮の最も深いところにあり、真皮と接している一列の細胞層です。

選択肢4. 有棘層(ゆうきょくそう)

×

表皮の中で基底層のすぐ上に位置し、表皮の大部分を占める最も厚い層です。

選択肢5. 顆粒層(かりゅうそう)

×

表皮の「有棘層」と「角質層」の間に位置する、2〜3層の扁平な細胞からなる層です。

まとめ

冒頭の表皮の4つの層の名称と構造を覚えましょう。

参考になった数20

02

この問題は、「皮膚の構造」「皮膚の役割」を理解しているかを問う問題です。

 

特に「バリア機能=角質層」は必ず覚えておきたい基本事項です。

まず、バリア機能とは「壁」「防御」という意味です。つまり、バリア機能とは体を外から守る働きのことです。

皮膚は大きく分けて、表皮→真皮→皮下組織の3層です。

選択肢1. 汗腺

不正解

 

汗腺とは、汗を作る期間です。体温調節や老廃物の排出などの働きがあります。汗腺そのものはバリア機能ではありません。

選択肢2. 角質層

正解

 

角質層は、

・細菌

・ウイルス

・汚れ

・化学物質

・紫外線

などから体を守っています。つまり、体の一番外側の防護壁です。皮膚の外側にあり、細胞が何層にも重なってできています。これが皮膚のバリア機能です。

高齢者では、角質層の水分量が減るため、乾燥やかゆみなどの症状が現れやすいです。そのため保湿ケアが重要になります。

選択肢3. 基底層

不正解

 

基底層とは、表皮の一番下にあります。新しい皮膚細胞を作り、細胞分裂が盛んに行われています。また、基底層にはメラノサイトがありmメラニン色素を作っています。つまり、皮膚を作る場所であり、バリア機能そのものではありません。

選択肢4. 有棘層(ゆうきょくそう)

不正解

 

有棘層とは、表皮の中で最も厚い層です。細胞同士をしっかり結び付け、皮膚に強さを与えます。また、免疫にかかわるランゲルハンス細胞が存在します。

 

選択肢5. 顆粒層(かりゅうそう)

不正解

 

顆粒層とは、角質になる準備をする層です。細胞が少しずつ死んで、角質層へ変化していきます。

まとめ

介護現場では、高齢者の皮膚は角質層の機能が低下していることが多く、

・乾燥

・皮膚のひび割れ

・かゆみ

・褥瘡

が起こりやすくなります。

そのため、保湿や強くこすらない清拭、皮膚の観察などが重要なケアになります。

参考になった数6

03

この問題は、人間の皮膚の知識について問われます。

人間の皮膚は大きく分けて外側から、表皮、真皮、皮下組織とあります。

更に表皮は、角質層、顆粒層、有棘層、基底層と分かれています。

この位置関係がポイントとなります。

選択肢1. 汗腺

誤りです。

汗腺とは、汗を分泌する器官です。

汗を分泌することにより、体温調節を行う役割や肌のうるおいを保つ役割があります。

汗腺は表皮ではなく、更に奥の真皮や皮下組織に位置する為、適切ではありません。

選択肢2. 角質層

正解です。

角質層は皮膚の水分を必要以上に外に出ることを防ぐ役割があります。

それによって、乾燥から肌を守りうるおいを保つことができます。

また、外部からの異物の侵入も防いでいます。

選択肢3. 基底層

誤りです。

基底層とは、表皮の最下層にある層を言います。

基底層は新しい肌の細胞を作る役割があります。

新しい肌の細胞は皮膚の表面まで移動し、新しい皮膚となります。

肌のバリア機能とは役割が異なります。

選択肢4. 有棘層(ゆうきょくそう)

誤りです。

有棘層とは、、表皮内の3番目の層で、層の中で最も厚い層です。

有棘層は細菌等の外部から侵入した異物を感知し、攻撃を指令する役割があります。

その他にも、皮膚の強度を保つ役割や栄養を運ぶ役割があります。

肌のバリア機能とは役割が異なります。

選択肢5. 顆粒層(かりゅうそう)

誤りです。

顆粒層とは、表皮の中で角質層の内側に位置する層です。

細胞が角質となる過程の層となります。

バリア機能も一部持っていますが、最も適切な選択肢ではありません。

まとめ

汗腺は、聞きなれた言葉かと思いますが、表皮ではなく、真皮、皮下組織に位置します。

その他は外側から順に、角質層、顆粒層、有棘層、基底層となります。

これら4つの層は全て位置関係を学習すれば正解にたどり着けますが、

角質層以外は聞きなれないと思いますので、顆粒層、有棘層は正誤不明としても、

基底層は最深部にあるイメージを考えることと、角質は皮膚にある垢のような固い物質とイメージすると、正解にたどり着くことができます。

参考になった数0