介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問58 (生活支援技術 問24)
問題文
次の記述のうち、介護老人福祉施設で、終末期にある利用者とその家族に行う介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
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介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問58(生活支援技術 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、介護老人福祉施設で、終末期にある利用者とその家族に行う介護福祉職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 利用者の苦しそうな姿を見せないように、家族には面会を控えてもらう。
- 利用者と家族の関係が良好でない場合は、家族と連絡を取らないようにする。
- 好きなものや食べたいものがある場合は、家族に持ってきてもらう。
- 苦痛を訴える場合は、家族から激励してもらう。
- 家族が不安になるため、体調の変化は伝えないようにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は終末期ケア(ターミナルケア)についての問題です。
終末期では利用者だけでなく家族への支援・配慮が重要です。
利用者と家族、双方の希望に沿った支援をすることにおいて、
不適切なケアなので不正解です。
本人の意思は変化していくことを踏まえて、
その都度の意思を尊重した支援をすることが必要です。
よって不正解です。
終末期のケアでは本人の尊厳を保持しながらその人らしく生きることも重視されます。
本人が「食べたい」との意思を示したら、叶えるように支援することも大切です。
なので正解です。
この行為は利用者を更に精神的に追い詰め、孤独感を深めてしまう原因になります。
よって不正解です。
家族が心の準備を進める機会を奪い、
最期に大きな後悔や不信感を残す原因になります。
なのでこの対応は不適切です。
※キューブラー・ロスによる死を受容するまでの5段階のプロセス
容認→怒り→取引→抑うつ→受容
を覚えておきましょう。
終末期は本人だけでなく家族への支援も重要になることを押さえましょう。
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02
この問題は終末期の介護とターミナルケアについての問題です。
終末期とは、病気や加齢などにより、人生の最終段階を迎えた時期をいいます。この時期の介護は本人らしく、苦痛を出来るだけ少なく、穏やかに過ごせるように支えることが目的です。
問題文には、終末期にある「利用者とその家族」と書かれています。つまり支援の対象は利用者と家族の両方ということが最大のポイントになります。
不正解
終末期では家族との時間は非常に大切です。最後の時間を一緒に過ごすことは本人にとっても家族にとっても大きな意味があります。感染対策など特別な事情がある場合を除き、面会を控えてもらうことは適切ではありません。
不正解
終末期では家族との関係が悪くても本人の意思を確認しながら必要な連絡や調整を行うことがあります。介護職が勝手に「連絡しない」と決めることはできません。本人の意思を尊重し、その希望に沿ってケアを行いましょう。
正解
終末期では食事は「栄養」だけではありません。大切なのは「楽しみ」です。医師や看護師と相談して安全に食べれる範囲(状態に合わせて安全性を確認しましょう。)で希望を叶えることはQOLの向上に繋がります。また、家族が好きな食べ物を持ってくることで最後の思い出になったり、「何かしてあげられた」という気持ちになり大切な意味があります。
不正解
終末期では苦痛は我慢させるものではありません。「頑張って」と言われると「もっと頑張らないと」と感じ精神的な負担になることがあります。苦痛があれば医師や看護師に報告し、痛みや息苦しさを和らげる支援につなげます。介護職は利用者様の気持ちに寄り添うことが大切です。
不正解
終末期では家族への情報提供も重要です。例えば急変してから「もう危険です」では、家族は十分なお別れができない可能性があります。家族が心の準備をできるように医療・介護チームと連携しながら適切な情報共有を行います。
終末期介護では利用者様だけではなく、家族も支援の対象です。つまり、
・会う機会をつくる
・希望をかなえる
・不安を聞く
・状態を伝える
ことが大切になります。
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03
この問題は、週末期における介護職の家族対応について問われます。
終末期では、家族と残り過ごせる時間も少なく限られます。
利用者や家族が互いに後悔しないような対応が望まれます。
誤りです。
終末期の場面で利用者と家族が関われないことで、
利用者本人や家族共に寂しさや喪失感を与えてしまいます。
よって適切な対応ではありません。
誤りです。
いくら家族関係が良好でないとしても、
施設側が連絡を行わない判断をすることは、
家族へ不信感を与えてしまいます。
正解です。
終末期の対応では今まで食事制限のあった人も、
制限解除される場合が多くあります。
利用者本人が好きなもの、食べたいものを尊重し、
家族が支援することは適切な対応となります。
誤りです。
終末期においては他者から激励されていても状態が好転することはなく、
他人事であると不信感を与えてしまいます。
利用者本人の辛い気持ちに寄り添うことが重要です。
誤りです。
終末期においては家族も不安や心配な気持ちを抱えます。
また、現状がわからないことにストレスを感じます。
少しでも不安が解消できるようにこまめに連絡をすることが大切です。
終末期においては家族も不安な気持ちからナーバスになります。
よって、普段の生活以上に連絡を取り合って不安を少しでも和らげることが大切です。
また、終末期では励ましが逆効果になることもあります。
辛いことも含めて本人に寄り添ったケアを行うことがポイントになります。
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