介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問57 (生活支援技術 問23)
問題文
次の記述のうち、介護福祉職がAさんに行う介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問57(生活支援技術 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、介護福祉職がAさんに行う介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ファーラー位にして、左下肢にクッションを入れる。
- 両上肢の下に、クッションを入れる。
- 両膝窩部(りょうしつかぶ)に、クッションを入れる。
- 右側臥位(みぎそくがい)にして、クッションを抱いてもらう。
- 右下肢の足部に、クッションを入れる。
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この過去問の解説 (2件)
01
Aさんの状態と訴えをよく理解することがポイントとなります。
・Aさんは左片麻痺なので自分の力で寝返りをすることは難しい
・「背中が重い」と訴えているので
背中とベッドの接地面積を減らす必要がある
上記のことを踏まえ答えを出しましょう。
背中とベッドの接地面積は変わりません。
よって不正解です。
またファーラー位で左下肢を浮かせる状態はかえって右側に褥瘡をつくる原因となります。
ベッド上での安楽や、褥瘡・関節変形の予防において非常に効果的なケアではあります。
しかし設問では「背中が重い」という訴えなので、背中の状態は変わっていません。
よって不正解です。
背中の接地面積は変わりません。
よって不正解です。
側臥位にすることで背中の接地面積が減らせます。
またAさんは左片麻痺なので左が患側、右が健側です。
健側を下にする体勢は利用者がもっとも楽に呼吸ができる体勢です。
よって正解です。
背中の接地面積に変化はありません。
よって不正解です。
冒頭で解説した通り、設問の利用者の状態、訴えを拾いあげると解決方法が見えてくると思います。
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02
この問題は単なる「体位変換」の問題ではなく「片麻痺のある利用者様に対する安楽はな体位」を問う問題です。
まず、Aさんは脳梗塞の後遺症では左片麻痺です。つまり自力での寝返りが困難で麻痺側を保護する体位が必要です。仰臥位で寝ていると背中に負担がかかり腰痛の原因や褥瘡のリスクが高まります。体位を変えて圧迫を減らす必要があります。
不正解
ファーラー位とはベットの頭部を30~60度程度起こした姿勢です。使用場面としては、
・呼吸が苦しい
・食事
・誤嚥予防
などです。
今回のケースでは、Aさんは「背中が痛い」と訴えています。したがってファーラー位にする必要はありません。
不正解
一見良さそうですが、背中の圧迫は変わりません。Aさんは仰向けがつらい状態です。腕だけ支えても背中は痛いままです。
不正解
両膝窩部とは膝の裏のことです。ここにクッションを入れると膝が曲がります。しかし背中への負担は変わらずかえって負担になります。
正解
右側臥位とは右側を下にして寝る姿勢です。つまり左麻痺なら麻痺側(左側)が上になります。
なぜ麻痺側を上にするか?→左腕や左足は筋力が弱く自力で位置を調整することが難しいです。上側にすることでクッションで支えやすく、圧迫も少なくなります。
クッションを使用する理由としては、
・肩が前に落ちるのを防ぐ
・腕の重みを支える
・安楽になる
などの効果があります。
不正解
足だけ支えても背中の重さは変わりません。今回の訴えは背中なので、適切な体位変換が必要です。足のクッションは拘縮予防や踵の褥瘡防止などの場面で行います。
長時間同じ姿勢でいると特定の部位が痛くなり、褥瘡ができる可能性が高くなります。適宜体位交換をし、良肢位を保ちましょう。
良肢位とは、麻痺した手足に負担が少なく、関節拘縮や筋緊張を防ぐ姿勢のことです。目的としては、
・安楽
・拘縮予防
・褥瘡予防
・痛み予防
などです。
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