介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問47 (生活支援技術 問13)

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問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問47(生活支援技術 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(80歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設で生活している。食事は見守りのもとでほぼ自力で摂取しているが、嚥下機能(えんげきのう)は低下してきている。医師からは、食事摂取に配慮するように指導されている。ある日の昼食中、Aさんは食事を1/3ほど食べたところで箸を止め、表情がこわばり、呼吸もやや浅くなった。
次の記述のうち、介護福祉職が医療職に報告すると同時に、最初に行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 血圧を測定する。
  • 口腔(こうくう)の状況を観察する。
  • 口すぼめ呼吸を促す。
  • その場で仰臥位(ぎょうがい)(背臥位(はいがい))になってもらう。
  • すぐに薬を服用してもらう。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、介護老人福祉施設における利用者の窒息対応について問われます。

嚥下機能が低下している利用者は窒息のリスクが高く、

場合によっては迅速に救命対応をすることもあります。

そのリスクを認識して、対応できる知識や技術を予め持っておくことが重要です。

選択肢1. 血圧を測定する。

誤りです。

血圧を測定することも大切ですが、

Aさんは呼吸が浅く、窒息の可能性がある為、緊急を要します。

よって、口腔内の食事を迅速に取り除くことが一次対応となります。

選択肢2. 口腔(こうくう)の状況を観察する。

正解です。

Aさんは窒息している可能性があります。

原因として、口腔内にある食事が気道を塞いでいる可能性が高い為、

迅速に口腔内を観察する必要があります。

選択肢3. 口すぼめ呼吸を促す。

誤りです。

口すぼめ呼吸は喘息等によって気道が狭くなっている状態では有効ですが、

窒息の場合は気道が塞がれている為、効果がありません。

速やかに口腔内の食事を取り除く必要があります。

選択肢4. その場で仰臥位(ぎょうがい)(背臥位(はいがい))になってもらう。

誤りです。

仰臥位だと気道に詰まっている食事が出にくくなり、

更に気道が塞がって、呼吸困難に陥る危険があります。

よって適切な対応ではありません。

 

選択肢5. すぐに薬を服用してもらう。

誤りです。

利用者の気道が塞がれている状態で薬を服用すると、

更に気道が塞って、呼吸困難に陥る危険があります。

よって適切な対応ではありません。

まとめ

まず窒息の疑いがある場合は、座位の状態で少し前傾させ、咳が出るかどうか確認します。

咳が出るのであれば、そのまま気道に入った食事も一緒に排出できる場合があります。

完全に気道を塞いでいる場合は、119番に通報し、背部叩打法やハイムリック法を行います。

命にかかわるケースですので慌てず速やかに実施することが重要になります。

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