介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問5 (介護の基本 問3)

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問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問5(介護の基本 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

ユニバーサルデザイン(universal design)の7原則に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 安全で使いやすいデザインにする。
  • 要介護高齢者を対象とする。
  • 個別対応より標準化を優先する。
  • 介護福祉職にとって操作しやすいことを優先する。
  • デザインの美しさを優先する。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題はユニバーサルデザインについての知識を問われます。

ユニバーサルデザインとは年齢や障がいの有無等に関わらず、

様々な人が使いやすい環境をデザインする考え方のことを言います。

選択肢1. 安全で使いやすいデザインにする。

正解です。

記述の通り、安全で使いやすいデザインにすることが大切です。

選択肢2. 要介護高齢者を対象とする。

誤りです。

要介護高齢者に限らず、様々な人が使いやすいデザインとなります。

選択肢3. 個別対応より標準化を優先する。

誤りです。

標準化は前提としてありますが一律の標準ではなく、

個人の特性に応じた柔軟な対応が優先されます。

選択肢4. 介護福祉職にとって操作しやすいことを優先する。

誤りです。

介護福祉職や利用者だけでなく、様々な人が操作しやすいことを優先します。

選択肢5. デザインの美しさを優先する。

誤りです。

外観や美しさも大事ですが、多くの人が使いやすいデザインを優先します。

まとめ

ユニバーサルデザインは誰でも差別感なく、

公平に利用できる環境の概念として理解しておくことが重要です。

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02

ユニバーサルデザインの7原則とは、年齢や障害を問わず全ての人が公平に利用できる製品や環境をつくるための指針となるものをいいます。7原則には「公平性」「自由性」「単純性」「分かりやすさ」「安全性」「体への負担の少なさ」「スペースの確保」があります。

選択肢1. 安全で使いやすいデザインにする。

正解です。

どんな状況の方においても公平に使ええるということは、7原則の「安全性」に含まれます。

選択肢2. 要介護高齢者を対象とする。

不正解です。

ユニバーサルデザインの7原則では、高齢者や要介護者など対象者を限定しません。

選択肢3. 個別対応より標準化を優先する。

不正解です。

個別対応せず、誰でも平等に使えることがユニバーサルデザインの考え方になります。

選択肢4. 介護福祉職にとって操作しやすいことを優先する。

不正解です。

誰でも操作しやすいことが前提となっており、特定の人物を優先することは原則に反するものになります。

選択肢5. デザインの美しさを優先する。

不正解です。

ユニバーサルデザインでは「公平性」や「わかりやすさ」といったものを優先するため不正解となります。

参考になった数1

03

この問題は、「ユニバーサルデザインの基本的な考え方と、7原則の内容を正しく理解しているか」を問う問題です。

 

ユニバーサルデザインとは、年齢、障害の有無、性別、国籍、身体的能力などにかかわらず、できるだけ多くの人が特別な変更や支援を受けなくても利用できるように、最初から製品・建物・環境・サービスなどをデザインする考え方です。

介護分野では、高齢者、障害のある人、視覚や聴覚に障害のある人、身体能力が低下している人など、さまざまな人を支援するので介護の分野では特に重要です。したがって、ユニバーサルデザインでは、「特定の人だけが使いやすいもの」ではなく、「出来るだけ多くの人が使いやすいもの」を目指します。

 

以下が解説です。

選択肢1. 安全で使いやすいデザインにする。

正解

 

ユニバーサルデザインでは、誰にとってもできるだけ安全で、分かりやすく、使いやすいことが重要です。例えば、

・段差をなくす

・手すりを設置する

・大きく見やすい文字を使う

・音だけでなく光でも情報を伝える

などがあります。

 

ここで大切なのは単に「障害者向け」にするのではないということです。例えば段差のない入口は車いす利用者だけではなく、高齢者や杖を使う人、ベビーカーを押す人などにとっても便利です。これがユニバーサルデザインの考え方です。

選択肢2. 要介護高齢者を対象とする。

不正解

 

ユニバーサルデザインは、要介護者だけを対象とするものではありません。「できるだけ多くの人」が利用しやすいようにする考え方です。例えば、多目的トイレは高齢者だけでなく、障害のある人、乳幼児連れの人、一時的に怪我をしている人など、さまざまな人が利用できます。したがって、「特定の対象者のためのデザイン」と考えてしまうと間違いやすいです。

選択肢3. 個別対応より標準化を優先する。

不正解

 

ユニバーサルデザインは単純に「全員に同じものを使わせる」という考え方ではありません。重要なのは「できるだけ多くの人が使いやすいようにする」ということです。人はさまざまな身体的・認知的特徴があります。そのため、ユニバーサルデザインを導入したとしても、個人に合わせた配慮が不要になるわけではありません。

選択肢4. 介護福祉職にとって操作しやすいことを優先する。

不正解

 

ユニバーサルデザインの中心になるのは、利用する人の視点です。介護職が操作しやすいことだけを優先するものではありません。「職員にとって便利」ではなく、「利用者様にとってどうか」という視点が大切です。

選択肢5. デザインの美しさを優先する。

不正解

 

ユニバーサルデザインは美しさを最優先する考え方ではありません。例えば、見た目はおしゃれだけどボタンが小さくて押しにくいという製品だったらユニバーサルデザインとはいえません。安全・使いやすさ・分かりやすさなどが重要です。

まとめ

「ユニバーサルデザイン」と「バリアフリー」の違い

バリアフリーとは、既に存在している障壁を取り除く考え方です。例えば、階段しかない→スロープを設置するという対応です。

ユニバーサルデザインとは、最初からできるだけ多くの人が利用しやすいように設計するという考え方です。

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