介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問78 (コミュニケーション技術 問5)
問題文
次のうち、Cさんにかける介護福祉職の最初の言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問78(コミュニケーション技術 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、Cさんにかける介護福祉職の最初の言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 「ゴミでいっぱいになる前に、適切に捨てられるようになりましょう」
- 「説明書とカレンダーをよく見てください」
- 「ゴミが増えてきて、気持ち悪いですね」
- 「がんばっていれば、上手にできるようになりますよ」
- 「ゴミ捨ては難しいですよね。できることをいっしょに考えましょう」
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、知的障害のある方への介護職の適切な声掛けや支援姿勢を問うものです。
知的障害のある方の場合、説明を受けただけでは生活スキルが定着しにくいことがあります。また、文字情報や視覚情報だけでなく、実際の行動を一緒に確認したり、具体的な支援を合わせることが重要です。
×
一見前向きな提案に見えますが、Cさんが難しいと感じて努力している状況で、課題だけを強調するような言い方になっています。これは本人の努力や気持ちの配慮が薄く、プレッシャーを与えてしまう可能性があります。
×
Cさんはすでに説明書とカレンダーが用意されており、分別がうまくできていない状態です。
そのために伝えるだけでは根本的な解決にはなりません。
×
Cさんの状況を指摘する形になり、本人の努力や気持ちを否定的に捉えてしまうリスクがあります。
共感ではなく、ごみの増加という結果だけを取り上げる言い方は不適切です。
×
一見励ましのようですが、Cさんはすでに頑張っているのに難しいと感じている状態です。
この言葉はCさんの困難を軽視し、誤ったメッセージになりかねません。
〇
Cさんの感じている難しさに共感し、否定せずに受け止めています。そして一緒にできることを考えていこうという前向きな協働的姿勢を示しています。一緒に課題を整理し、解決策を探す姿勢が大切です。
まとめ
知的障害のある方が生活上の困りごとに直面したとき、介護職がどのように寄り添い、ともに解決策を考えていけることが問われています。
本人の努力や気持ちを否定せずに、具体的な支援方法を工夫する姿勢が大切です。
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02
正解は「ゴミ捨ては難しいですよね。できることをいっしょに考えましょう」です。
知的障害はひとり1人の特徴に差があります。
代表的なものには、「言葉の理解」「意思の伝達」「状況に合わせた行動」に支援が必要になります。
不適切
Cさんのゴミの分別ができるようにならないと、ゴミは溜まる一方です。
不適切
Cさんは自分なりに理解しようと心がけているので、今の方法を押し付けるのは不適切です。
不適切
Cさんに、「自分はできない」と強く思わせてしまうので不適切になります。
不適切
一見寄り添っているように聞こえますが、Cさんはすでに頑張っている状況です。
新たな提案を視野に入れたほうが適切だといえます。
適切
Cさんの気持ちに共感し、できるようになりたい気持ちを理解しようとしているので、最も適切な選択肢だといえます。
今回の問題は、知的障害に対する対応の仕方についてでした。
ひとことで「知的障害」と言っても、抱えている悩みが同じとは限りません。
知的障害の特徴を理解し、その人に適した支援を心がけましょう。
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03
最も適切なのは、「ゴミ捨ては難しいですよね。できることをいっしょに考えましょう」です。
この場面で大切なのは、Cさんを責めたり、ただ努力を求めたりすることではありません。まずは、Cさんが困っている気持ちを受け止めて、そのうえで【いっしょに方法を考える姿勢】を示すことです。Cさんはすでに努力しています。それでもうまくいかないので、最初の言葉としては【共感】と【協力】があるものが適切です。
この言い方は、Cさんに【できていないこと】を強く意識させやすいです。
また、「できるようになりましょう」と言うだけでは、どうすればよいかが見えてきません。Cさんはすでに困っていて、努力もしています。最初の言葉としては、気持ちを受け止める配慮が足りません。
この言葉も適切ではありません。
なぜなら、説明書とカレンダーはすでに用意されていて、それでも分別できないゴミが増えているからです。
つまり、今必要なのは【同じ方法を繰り返し勧めること】ではなく、Cさんに合った別の支援方法を考えることです。
この言葉は、Cさんを傷つけるおそれがあります。
本人の困りごとに寄り添うよりも、ゴミがある状態への否定的な気持ちをそのままぶつけている形です。最初の声かけとしては、安心して相談できる雰囲気をつくれていません。
この言葉も適切ではありません。
一見すると励ましているようですが、Cさんはすでに努力しています。そのため、この言葉は【努力が足りないからできない】ように受け取られることがあります。支援では、がんばりを求める前に、うまくできない理由を一緒に整理することが大切です。
この言葉は適切な記述です。
まず、「難しいですよね」と言って、Cさんの気持ちや困りごとを受け止めています。次に、「いっしょに考えましょう」と続けることで、Cさんを一人にせず、【本人中心で支援する姿勢】を示しています。介護福祉職のかかわり方として、とても大切な言葉です。
Cさんは、やる気がないのではなく、【今の方法ではうまくできない状態】です。そういうときに大切なのは、「もっとがんばって」と言うことではなく、本人に合う方法を一緒に探すことです。
覚えておくポイントは、最初の声かけでは、【否定しない】【責めない】【一緒に考える】という3つが大切だということです。
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