介護福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問61 (こころとからだのしくみ 問1)

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問題

介護福祉士試験 第38回(令和7年度) 問61(こころとからだのしくみ 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、比較的短い時間に限られる大きな感情の動きに該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
  • 条件づけ
  • 短期記憶
  • 気分
  • 思考
  • 情動

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この過去問の解説 (3件)

01

ここでは「感情」について問われています。

選択肢の中には「感情」のカテゴリにない単語があるので、

それらを削って選択しましょう。

選択肢1. 条件づけ

×

「条件付け」とは心理学において特定の刺激と行動・反応を結びつける学習プロセスのことです。

なので感情には該当しないので不正解です。

選択肢2. 短期記憶

×

これは「記憶」の分類の1つなので感情ではないので不正解です。

 

記憶は「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」と分類されます。

この分類はよく問われるので覚えておきましょう。

 

選択肢3. 気分

×

「気分」とは比較的長期間にわたって背景のように続く、ゆるやかで全体的な感情の状態のことを指します。

よって不正解です。

選択肢4. 思考

×

「思考」とは人間が直感や感覚だけに頼らず、

頭の中で情報を整理、分析、判断する一連の知的活動のことなので、

不正解です。

選択肢5. 情動

〇

「情動」とは特定の出来事や刺激によって引き起こされる、

急速で一時的な激しい感情の動きのことなので、今回の設問に当てはまります。

よって正解です。

まとめ

「感情」「心理」「記憶」のそれぞれの用語をしっかり覚えて選択肢を絞りましょう。

参考になった数35

02

この問題は、「感情」と「気分」の違いを理解しているかを問う問題です。

「短時間か」「長時間か」ということも大きなポイントです。情動は「瞬間的」、気分は「持続的」と覚えておくと感情に関する問題で迷いにくくなります。

選択肢1. 条件づけ

不正解

 

条件付けとは、経験によって新しい反応を学習することです。有名なのがパブロフの犬です。犬は、ベル→餌を何度も繰り返すと、ベルだけでよだれを出すようになります。これを条件付けをいいます。条件付けは感情の種類ではなく学習のカテゴリーです。

選択肢2. 短期記憶

不正解

 

短期記憶とは、短い時間だけ情報を覚えている記憶です。例えば、電話番号を聞いて数秒覚えることです。これは記憶なので感情のカテゴリーではありません。

 

選択肢3. 気分

不正解

 

気分は、比較的長く続きます。例えば、なんとなく楽しい、なんとなく憂鬱、一日気分がよいなどです。

気分と情動の違い
情動気分

・短時間

・強い

・原因が明確

・長時間

・比較的弱い

・原因がはっきりしないこともある

選択肢4. 思考

不正解

 

思考とは、物事を考えたり判断したりする心の働きです。例えば、今日は何を食べよう?どうすればいいかな?などです。これは感情ではありません。

選択肢5. 情動

正解

 

比較的短い時間に起こる強い感情の動き=情動です。

情動とは、ある出来事をきっかけとなって急激に起こる、比較的短時間の強い感情の変化です。例えば、驚くや怒る、喜ぶなどです。特徴は短時間で強い反応があり、原因があるということです。

まとめ

認知症の利用者様が突然起こったり、不安になったりすることがあります。例えば入浴介助の際に急に怒り出した場合、それはその場の刺激によって起こった「情動」である可能性があります。一方で、数日間元気がない場合などは「気分の落ち込み」が背景にあるかもしれません。

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03

この問題は、人間の心理についての知識を問われます。

心の動きには気分や感情、考えることに加え、学習も関わります。

それぞれの心の動きとその特徴を結び付けて覚えることがポイントになります。

選択肢1. 条件づけ

誤りです。

条件付けとは、例えば犬にエサを与える前にベルを鳴らすことを続けると、

ベルを鳴らしただけでその犬は唾液が出るようになります。

このベルの音の刺激と、生理的反射と関連付ける学習のことを言います。

大きな感情の動きとは、直接関係はありません。

選択肢2. 短期記憶

誤りです。

短期記憶とは、一時的に覚えておくことができる記憶の仕組みのことを言います。

一時的である為、記憶できる量は限られ、不要な情報は忘れます。

大きな感情の動きとは、直接関係はありません。

選択肢3. 気分

誤りです。

気分とは、比較的長い時間をかけた感情の動きや状態のことを言います。

設問の短い時間による大きな感情の動きとは真逆です。

選択肢4. 思考

誤りです。

思考とは、頭の中で物事を考えたり、情報を整理したりする脳の働きを言います。

大きな感情の動きとは、直接関係はありません。

選択肢5. 情動

正解です。

情動とは、設問の記述の通り、

短い時間での急激な感情の動きのことを言います。

気分と違い、怒りや恐怖等、明確な発生原因があります。

まとめ

記憶や思考は論理的に考えることが含まれる為、

今回の感情の動きとは区別できます。

気分と情動では、情動の方が感情の波が大きいことがポイントです。

条件付けは、パブロフの犬の研究が有名な為、学習しておくと良いでしょう。

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